永井孝志

リスクコミュニケーション

リスコミでは中学生でもわかるように説明しろと言われたけど、どうしたらいいかわからない人のためのツールを紹介2:情報全体の評価方法

リスクコミュニケーションにおいてはわかりやすい説明が重要です。資料等の情報全体のわかりやすさの評価方法3つ:マーカー法、Clear Communication Index(CCI)、Suitability Assessment of Materials(SAM)と、数値・図表・リスクなどの表現方法の注意点を紹介します。
リスクコミュニケーション

リスコミでは中学生でもわかるように説明しろと言われたけど、どうしたらいいかわからない人のためのツールを紹介1:文章の難易度レベル判定

リスクコミュニケーションにおいてはわかりやすい説明が重要です。そこで、文章の難易度を判定するWEBツール「チュウ太」と「帯3」を紹介します。このツールを使うと文字通り「中学生にもわかるかどうか」を判定できます。
SNS定点観測

2020年9月の「リスクコミュニケーション」を分析してわかったこと~SNS定点観測結果14~

リスクコミュニケーションに関するツイートを解析しています。リスコミに関するツイート数は減少を続けており、コロナによる緊急事態から食品安全や原子力など平常時のトピックに戻りつつあるように見えます。また、コロナについての政府のリスコミは改善の兆しが見えてきません。
リスク比較

リスク指標としての損失余命はわかりやすい?その3:損失余命の倫理的側面を考える際の3つの視点

損失余命をリスク指標として使う場合、若者が1人亡くなるのと高齢者が数人亡くなるのが同じ程度のリスクと計算されます。このようなエイジズム(年齢による差別をすること)にはどのような倫理的側面があるのかを3つのタイプのエイジズム(健康最大化、生産性、フェアイニングス)から考えてみます。
リスク比較

リスク指標としての損失余命はわかりやすい?その2:リスクのものさし損失余命版

損失余命を指標としてリスク比較する際にもリスクのものさし(一定のリスク比較のセット)があると便利です。「がん、自殺、交通事故、火事、落雷」の5つの要因の損失余命を最新(令和元年)のデータを用いて解析し、リスクのものさしとして活用できるようにしました。
リスク比較

リスク指標としての損失余命はわかりやすい?その1:コロナウイルスの計算事例

コロナウイルスによる損失余命を計算してみました。死者数に加えて死亡時の年齢の情報、その時点での年齢別平均余命の情報(生命表)を基に計算すると、2020年10月14日時点(死者数1633人)で合計損失余命:18898年、死亡者1人あたり:11.6年、人口10万人あたり:15年、人口1人あたり:1.3時間という結果となりました。
SNS定点観測

2020年9月の「リスク」を分析しました~SNS定点観測結果13~

Google検索履歴やTwitter、YAHOO!知恵袋を用いて「リスク」のトレンドを定点調査しています。2020年9月の調査結果は、一言でいうとコロナが消えました。また、台風10号とドコモ口座不正利用が大きなトピックとして関心を集めました。
化学物質

日焼け止めで淡水生態系は致命的な影響を受けるのか?生態リスクを考える際のポイント

日焼け止め成分が海外で規制されるなど、生態系への影響が注目されています。「一般的な日焼け止め成分は淡水生態系にとって危険であることが判明」と題したニュースを例に、生態リスクを考える際のポイントを紹介します。
ブログ

リスクをテーマとするブログを書いて半年たちました―半年間の実績を振り返る―

ブログを開始して半年経過し50記事を書きました。半年間の実績をGoogle analyticsのデータを中心に振り返ってみます。
リスクコミュニケーション

「コロナでだけは死にたくない」とはどういうことか?「良いリスク」と「悪いリスク」の違い

「コロナでだけは死にたくない」という人が結構いるとのことですが、死に方にも良い―悪いという認知があるように、リスクにも良いリスク―悪いリスクという認知があります。専門家による分析的なリスクの大きさの判断とは異なり、良い―悪いという感情がリスクやベネフィットの大きさの認知にも大きく影響します。