基準値問題

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オリンピックにおける性別確認:テストステロン10nMの基準値のからくり

今回は夏休みのため、通常のブログ記事の更新はお休みします。その代わりに、現在東京オリンピックの最中ということでもあるので、オリンピックにおけるトランスジェンダーを含む女子選手としての出場の基準値(テストステロン濃度10nM)の根拠について書いてみます。これも一種の線引き問題です。
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海洋放出する原発処理水中トリチウムの基準値1500Bq/Lは風評被害を防止するための基準値なのか?

原発事故後の処理水を海洋放出する際に、消費者の懸念を少しでも払拭して風評影響を最大限抑制するための放出方法として、処理水中トリチウムを1500Bq/L以下にすると決まりました。この数字の根拠を探ったところ、リスクベースで決まった値であり、本来以上に安全側に立った基準というわけではないことがわかりました。
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東日本大震災から10年。放射性物質のリスク評価・管理を振り返る:その2 リスク管理をめぐる3つのポイント

放射性物質のリスク管理では、内部被ばくと外部被ばくは別々に管理されており、全体の許容量があいまいなままになっています。また、許容量はリスクベースではなくALARA(As Low As Reasonably Achievable, 合理的に達成可能な限り低く)の原則で決まっており、何をもってALARAかという説明が不十分でした。さらに、検査の意味もリスク評価のためではなく基準値以上の食品をはじくことに意義を求めすぎてしまいました。
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東日本大震災から10年。放射性物質のリスク評価・管理を振り返る:その1 リスク評価編

東日本大震災による原発事故後の放射性物質の許容量と基準値の根拠について整理しました。緊急時と平常時、内部被ばくと外部被ばくという軸の組み合わせで4つの許容量があり、それぞれ別々のロジックにて決まっています。許容量が決まれば後は、実効線量換算係数などのパラメータを使って食品中濃度に換算することで、食品中放射性物質の基準値が決まります。
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ソーシャルディスタンスのからくり4:スパコン富岳が示す距離1mの効果

ソーシャルディスタンスが感染予防に効果的であることが、スパコン富岳による飛沫の飛散シミュレーションによって示されています。一連のシミュレーションを総合すると「マスクなしなら2m、マスクありなら1m」となり、これまでの日本のソーシャルディスタンスの基準と一致することがわかりました。
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珪藻土製品に混入したアスベストは危険なのか?その1:基準値の根拠と情報ニーズ

珪藻土製品に基準値を超えるアスベストが検出された問題について調べたところ、基準値0.1%はリスクベースではなく、実行可能性や分析法の限界によって決まっていることが推察されました。つまり、基準値を超えているから危険という判断はできません。また、現在どのような情報提供が必要になるのか、ソーシャルリスニングの手法を用いて情報ニーズを整理しました。
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公衆衛生か個人の自由か?その1:コロナ相談・受診の目安(37.5度以上が4日間続く)のからくり

コロナ相談・受診の目安(37.5度以上が4日間続く)は、医療崩壊を防ぐために設定された基準ですが、一方で個人の自由を制限するというジレンマもあります。この基準がどのように誕生して、その後どのよう消えたのかについて調べました。公衆衛生か個人の自由かという議論は明示的にはありませんでした。
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飲食店の感染症対策はグループ内かグループ間か?GoToEatキャンペーンの感染症対策のからくり

飲食店の感染症対策ではグループ内とグループ間の両方の対策が必要となりますが、GoToEatキャンペーンにおける感染症対策では、グループ内の感染症対策がもともとの外食業ガイドラインに比べて後退してしまいました。また、「徹底した」「できるだけ」「適度な」などのあいまいな表現が目立ちます。
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台風の基準は「小枝が折れ、風に向かうと歩けない」―typhoonやハリケーンとの違いは何か?

台風の基準はビューフォート風力階級という風力の12段階の尺度の8(小枝が折れ、風に向かうと歩けない。)以上となっています。これに相当する風速が17.2m/sなので中途半端な数字になっているわけです。また、typhoon、ハリケーン、サイクロンは日本の強い台風、つまり風力階級12以上に相当し、地域によって呼び名が変わります。
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過労死ラインの基準値のからくり:労働時間ではなく睡眠時間から決まった基準値

過労死ラインと呼ばれる労災の認定基準について、一か月の時間外労働45, 80, 100時間という基準値があります。睡眠時間の不足(一日6時間未満)が健康に影響をもたらすという科学的知見から、月に100時間残業すると5時間の睡眠しかとれず、80時間では6時間の睡眠、45時間では最も健康的とされる7-8時間の睡眠をとることができるという計算が根拠となりました。
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