リスクマネジメント

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chatGPTなどの大規模言語モデルや画像生成AIの登場に伴う新たなリスク

2022年の後半ころからAIのリスクについてのニュースが増えてきましたが、AIによる新たなリスクに向き合っていくために、chatGPTに代表される大規模言語モデルのリスクや画像生成AIのリスクについて整理し、政府のAI戦略会議が最近取りまとめたリスクと論点整理の内容を紹介します。
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「人権リスク」その3:実際の企業における人権リスク比較事例

家電メーカー3社を対象とした人権リスク比較事例として、各社の人権方針について比較を行い、ソーシャルリスニングの手法を用いて各社の人権についての評判(レピュテーション)をチェックしました。人権方針に大きな違いはないものの、レピュテーションには大きな差が見られました。
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「人権リスク」その2:人権デューディリジェンスとは人権リスクマネジメントのPDCAサイクルのこと

企業活動における人権リスクマネジメントの全体像、その中の人権デューディリジェンスのプロセス、人権リスク評価の手法について解説します。人権デューディリジェンスは、自社や取引先などにおける人権リスクを特定し、防止・軽減し、取り組みの実効性を評価し、その結果を説明するという一連のプロセスです。
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「人権リスク」その1:なぜ「人権リスク」に対応する必要があるのか?

リスクの対象が財産・健康・環境に加えて人権などに広がりを見せており、世の中で人権を軽視した場合の悪影響が大きくなっています。人権侵害の内訳とその経年変化のデータを示しながら、なぜ「人権リスク」に対応する必要があるのか?について解説します。
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セキュリティリスク:安倍元首相銃撃事件におけるSPの責任論をどう考えるか?

2022年7月8日に起きた安倍元首相銃撃事件では、SPなどによる警護体制の不備が指摘されましたが、この事件を例にセキュリティリスクについてまとめます。まず、セキュリティリスクの定義を示し、事件後の責任論について心理学的な解説を行い、最後にリスク評価をベースとした対策について解説します。
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衣食足りて礼節を知る?~農業×SDGsの波は順番が逆~

「衣食足りて礼節を知る」すなわち、SDGsにおいてもまずは食うに困らない安定した生活基盤があって初めて環境保全などのプラスαの取り組みがうまくいきます。農業においても、大規模農家のほうが環境保全に取り組む余裕が出てくるため結果的に取り組みが進んでいます。
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生物多様性への取り組みって何すればいいの?と悩んだ時の3つの戦略

SDGsやCSR、ESG投資対応で「生物多様性」に取り組まねばならないけど何をしたらよいのかわからない、という悩みに対しての3つの戦略を示します。いずれも本業と密接に関わり企業価値を向上させるような取り組みをするべきであるとまとめられます。
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リスクマネジメントその5:リスクマネジメント文脈におけるコンプライアンスとリスク学文脈におけるELSIの関係

リスクマネジメントにおけるコンプライアンスは単純に「法律を守ること」ではありません。リスク学で扱うELSI(Ethical, Legal and Social Issues)でいうLだけでなくELSすべてを含んでいると考えるべきです。つまり、法律が出来上がった目的や社会的背景、倫理規範にそぐわない行動をしない、という意味です。
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リスクマネジメントその4:リスクマネジメント文脈におけるリスク評価のプロセス

リスクマネジメント文脈におけるリスク評価について、リスク学文脈との比較の視点から整理しました。リスクアセスメントはリスク特定(リスクの洗い出し)、リスク分析(リスクの発生確率や影響度の評価)、リスク評価(リスクの判定と優先順位付け)という3つのプロセスにより成り立っています。
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リスクマネジメントその3:リスク学文脈とリスクマネジメント文脈における「リスクコミュニケーション」の違い

リスクマネジメント文脈における(エンタープライズ・)リスクコミュニケーションは、組織内のコミュニケーション、ステークホルダー(組織外)とのリスクコミュニケーション、緊急事態におけるクライシスコミュニケーションを組み合わせたもので、リスク学文脈では取り扱わない組織内コミュニケーションを扱う点がユニークと言えます。