リスクガバナンス

リスク評価はファクトではないその3~リスク評価の中に潜む価値判断~

「リスク評価は専門家が行うものなので完全に科学的なもの」と言えるわけではなく、その中にはさまざまな価値判断も含まれています。特に「そもそも何を評価するか?」という部分には価値観が大きく反映されるので、専門家以外のかかわり方も重要になります。
リスクガバナンス

アジャイルガバナンス:「法律を守っているので安全です」からの脱却

「法律を守っているので安全です」というこれまで企業の姿勢から脱却する方向性としてのアジャイルガバナンスについて紹介します。新しい技術は開発や社会の反応の変化が素早いため、法規制が追いつかず企業の自主管理がより重視され、ガバナンスも迅速にアップデートし続けることが求められています。
化学物質

残留農薬基準値の決め方その3:「ADIを超えないように」決めたら良いのでは?

残留農薬基準は「農薬を正しく使用しているかどうか」という農業規範としての基準であり、健康影響の基準ではないため説明の際は要注意ですが、むしろ説明の仕方を注意するよりも運用を変えて健康影響の基準値(ADIから換算)に変えればよいのでは?という意見についてまとめました。
リスクコミュニケーション

リスクコミュニケーションもAIが担う新時代?ChatGPTに安全かどうか聞いてみた

いま流行りのAIチャット「ChatGPT」で遊んでみました。餅、北朝鮮、統一教会、コロナワクチン、マイクロプラスチック、農薬について「安全か?」を聞いてみたところ、思いのほかの面白い結果が得られ、リスクコミュニケーションもAIが担う新時代の可能性を感じました。
その他

新年のご挨拶と2022年のリスクの振り返り

今週は年末年始のためいつものブログ記事の更新はお休みです。かわりに過去記事を見ながら2022年を振り返ってみたいと思います。
化学物質

残留農薬基準値の決め方その2:残留農薬ポジティブリスト制における一律基準値の根拠

残留農薬基準値が決められていない農薬-作物の組み合わせに自動的に適用されるポジティブリスト制に基づく一律基準0.01mg/kgの根拠を解説します。毒性がよくわからない場合であっても健康影響の懸念がない摂取量を推定した「毒性学的懸念の閾値」を応用しています。
化学物質

残留農薬基準値の決め方その1:巷にあふれるの説明のほとんどが誤解を招いている

残留農薬基準の決め方の説明として巷にあふれている「ADI(許容一日摂取量)を超えないように決められています」は間違いです。まずADIから換算する基準値というのはどういうものかを説明し、その次に残留農薬基準の決め方(ALARA型)を解説します。
身近なリスク

リチウムイオン電池の身近で見過ごされてきたリスク

各地のごみ処理施設で火災が頻発するなど、リチウムイオン電池がごみに混じって廃棄される問題が大きくなっていますが、これまで「見過ごされてきた」リスクと考えられます。リチウムイオン電池のリスクと対策、これまで見過ごされてきた理由についてまとめます。
化学物質

マイクロプラスチック汚染の本命はタイヤ摩耗塵?~新たなハザード6-PPDキノンとの関係~

マイクロプラスチックの排出源としてのタイヤの重要性を示し、タイヤ摩耗塵の健康・環境影響について整理し、新たなハザードとしての6-PPDキノンについてまとめます。6-PPDキノンはサケに対する影響が強いことから今後要注目です。
身近なリスク

梨泰院のハロウィン雑踏事故から考える「祭りのリスク」

梨泰院で多数の死者が出た後も渋谷ハロウィンに多数の人出があったり、だんじり祭りや牛追い祭りなどの死者が出るような国内外の危険な祭りが継続されたりする理由についてまとめました。国内外の危険な祭り、祭りのコロナ感染リスク、祭りのリスクの許容レベルについてそれぞれ整理します。
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