リスクコミュニケーション

SNS定点観測

2021年10~2022年3月の「リスク」を分析しました~SNS定点観測結果26~

Google検索履歴やTwitter、YAHOO!知恵袋を用いて「リスク」のトレンドを定点調査しています。2021年度下半期(10~3月)の調査結果から、コロナ収束期(ワクチンリスクの最盛期)->オミクロン株による第6波->ロシアによるウクライナ侵攻とリスクのトレンドが移り変わったことがデータで示されました。
リスクコミュニケーション

熱中症になるからマスクは外すべき? 一見リスクの話をしているようで実はそうではない例

マスクと熱中症の関係は「一見リスクの話をしているようで実はそうではない」問題の一つと考えられます。マスク生活にうんざりしている人たちが熱中症のリスクみたいな(都合の良い)情報に「これだっ!」と飛びついて「マスクは外すべき」となることを、認知的不協和理論を用いて解説します。
SNS定点観測

ロシアのウクライナ侵攻下における日本でのリスクと情報ニーズとは何か?

ロシアのウクライナ侵攻下における日本でのリスクと情報ニーズについて、TwitterやGoogle検索履歴、YAHOO!知恵袋を用いて調査しました。日本での注目点は(1)物価上昇などの直接的影響、(2)なにか自分にできることはないか?、(3)戦争に至った経緯を知りたい、という3つポイントに絞ることができます。
リスクコミュニケーション

「若者でもコロナで重症化することがある、死ぬ可能性はゼロではない」という論法はなぜダメなのか?

医療関係者がよく使う「若者でもコロナで死ぬ可能性はゼロではない(だからもっとコロナを怖がろう)」という論法は、反ワクチンなどが使う「ワクチンで死ぬ可能性はゼロではない(だからもっとワクチンを怖がろう)」という論法と全く同じであり、分母無視の法則の悪用例です。
リスクコミュニケーション

SNSなどのプラットフォームはトンデモ科学な発信にどこまで責任を負うべきなのか?英国王立協会のレポートを紹介します

トンデモ科学情報の拡散のツールになっているsnsなどのプラットフォームはいったいどこまで責任を負うべき(強権を発動すべき)なのだろうか?という疑問に参考となる英国王立協会のレポートの内容を紹介します。疑似科学対策としてコンテンツの削除やアカウントの凍結のみに依存するべきではない、という興味深い内容となっています。
リスクコミュニケーション

科学コミュニケーションとリスクコミュニケーションの違いは何か? ―定義よりも実務を見よう―

科学コミュニケーションもリスクコミュニケーションも、双方向のコミュニケーションを基本として関係者間の相互理解を深めたり信頼関係を構築したりすることが目的である点は似ています。ただし、両者の構成要素や実務上の注意点などは大きく異なっています。
リスクコミュニケーション

トンデモ科学を撲滅せねば!と憤慨したときに考えるべきことその2:自分以外はダマされやすいと考える第三者効果

デマやトンデモ科学と戦う際に気をつけたいのが「自分はダマされないが他の人は簡単にダマされる」というバイアスが働く「第三者効果」です。専門的知識のある人、デマの嫌いな人、自分に自信のある人ほどこのような効果が高まり、デマの影響を過大視してしまいます。
SNS定点観測

2021年4~9月の「リスク」を分析しました~SNS定点観測結果25~

Google検索履歴やTwitter、YAHOO!知恵袋を用いて「リスク」のトレンドを定点調査しています。2021年度上半期(4~9月)の調査結果の特徴は、コロナワクチンのリスクへの注目が急上昇したことです。オリンピックのリスク懸念については、開始前にピークを迎えるものの開始後は急激に落ち込んだことがデータで示されました。
リスクガバナンス

リスク・ホメオスタシス理論で考えるコロナ感染者数が増減を繰り返す理由

リスクホメオスタシス理論は交通安全分野で生まれた概念で、安全対策を採った分だけ危険な行動が増加するため結果としてリスクはあまり変わらないという理論です。この理論を用いてコロナ感染者数が何度も増減を繰り返す理由を考えます。集団の中のリスク許容度の差が大きいことが重要になってきます。
SNS定点観測

コロナ禍におけるデパ地下とロックフェス、両者に共通する足りないモノは何か?

デパ地下は高リスクなため入場制限が必要、逆に観客が声を出さないコンサートなどは低リスクなため利用可能と指摘されたところですが、YAHOO!知恵袋やTwitterなどによるソーシャルリスニングの結果からはデパ地下には擁護論が多く、ロックフェスには非常に厳しい声が多いことがわかりました。