コロナウイルス

その他

なにかしなくちゃ症候群:効果がある対策よりも目立つ対策が好まれる

リスクは一般的に目に見えにくい性質があるため、リスク低減対策はその効果よりも目立つ、わかりやすい、話題になるなどの対策が好まれる傾向があります。そのような目立つ対策に飛びついてしまう「なにかしなくちゃ症候群」の中で、効果がないことをわかりつつあえて行う「確信犯」の存在に注目します。
リスクガバナンス

規制制度が立派な欧州と規制は緩いがリスクは低いニッポン

さまざまな分野で「日本も欧米を見習ってもっと強い規制を!」などの話をよく耳にしますが、日本は独自のお願い事ベースの緩い管理が成功してきた実績があります。コロナ対策、性犯罪の履歴確認、農作業安全の3つの事例を取り上げて、規制制度の比較と実際のリスクの大きさを比較すると面白い傾向が見えてきました。
リスク比較

コロナ禍の2021年から2022年にかけて日本の死亡リスクのトレンドはどのような変化をしたか?

2022年の人口動態統計による死因別死者数や死因別超過死亡のデータを分析しました。他殺や結核・ウイルス性肝炎は減少、一方でコロナ・不慮の事故、老衰、循環器系疾患の増加が目立ちました。年代別では10代後半の女性と100歳以上の死亡率の増加が特徴的となりました。
基準値問題

新型コロナウイルス対策をめぐる基準値のからくり~まとめ記事~

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に関する各種線引き問題の「まとめ記事」。ソーシャルディスタンス、ステージ区分、職場復帰までの日数、相談・受診の目安日数、換気の基準、濃厚接触の基準、飛沫感染・エアロゾル感染・空気感染の線引きなどをまとめています。
SNS定点観測

2022年10月~2023年3月の「リスク」を分析しました~SNS定点観測結果28~

Google検索履歴やYAHOO!知恵袋、Twitter、News APIを用いて「リスク」や「リスクコミュニケーション」のトレンドを定点調査しています。本記事は2022年度下半期(10~3月)の調査結果を報告します。アフターコロナの時代になって多様なリスクに注目が集まっていることが示されています。
リスクガバナンス

リスク評価はファクトではないその3~リスク評価の中に潜む価値判断~

「リスク評価は専門家が行うものなので完全に科学的なもの」と言えるわけではなく、その中にはさまざまな価値判断も含まれています。特に「そもそも何を評価するか?」という部分には価値観が大きく反映されるので、専門家以外のかかわり方も重要になります。
リスクコミュニケーション

なぜコロナの死者数は増えているのに世間での関心は下がり続けるのか?

コロナの死者数はオミクロン株になってから増加していますが、反対にコロナへの世間の関心度は低下しています。世間の関心の低下度をソーシャルリスニングの手法を用いて示し、ニュースで取り上げられなくなった理由などを解説し、最後にリスク心理学的な考察を試みます。
SNS定点観測

2022年4~2022年9月の「リスク」を分析しました~SNS定点観測結果27~

Google検索履歴やTwitter、YAHOO!知恵袋、News APIを用いて「リスク」のトレンドを定点調査しています。2022年度上半期(4~9月)の調査結果から、ウクライナ情勢はトレンドから消え、コロナ第7波と猛暑による熱中症がトレンドとなっていました。
リスク比較

コロナ禍の2020年から2021年にかけて日本の死亡リスクのトレンドはどのような変化をしたか?

2021年の人口動態統計の死因別死者数によると、インフルエンザなどの呼吸器系疾患は2020年に引き続いて減少が目立ちました。自殺の超過死亡は損失余命で比べるとコロナによる損失余命と同等で、年代別に見るとその特徴が大きく異なり、若者ほど自殺の損失余命が大きくなります。
SNS定点観測

2021年10~2022年3月の「リスク」を分析しました~SNS定点観測結果26~

Google検索履歴やTwitter、YAHOO!知恵袋を用いて「リスク」のトレンドを定点調査しています。2021年度下半期(10~3月)の調査結果から、コロナ収束期(ワクチンリスクの最盛期)->オミクロン株による第6波->ロシアによるウクライナ侵攻とリスクのトレンドが移り変わったことがデータで示されました。