身近なリスク

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リチウムイオン電池の身近で見過ごされてきたリスク

各地のごみ処理施設で火災が頻発するなど、リチウムイオン電池がごみに混じって廃棄される問題が大きくなっていますが、これまで「見過ごされてきた」リスクと考えられます。リチウムイオン電池のリスクと対策、これまで見過ごされてきた理由についてまとめます。
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梨泰院のハロウィン雑踏事故から考える「祭りのリスク」

梨泰院で多数の死者が出た後も渋谷ハロウィンに多数の人出があったり、だんじり祭りや牛追い祭りなどの死者が出るような国内外の危険な祭りが継続されたりする理由についてまとめました。国内外の危険な祭り、祭りのコロナ感染リスク、祭りのリスクの許容レベルについてそれぞれ整理します。
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送迎バス置き去りによる死亡事故から考える保育施設の死亡リスク

保育施設の送迎バスに子どもが置き去りにされて死亡した事件が大きなニュースとなっていますが、保育施設においてどのような死亡事故がどの程度の頻度で起こっているかというリスクを知るために、内閣府が取りまとめている保育事故データベースの情報を整理しました。
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テロに巻き込まれた場合の3つの対処法:逃げる・隠れるともう一つは???

今回は夏休みのため、通常のブログ記事の更新はお休みします。その代わりに、「国際テロリズム要覧2022」という資料を読んでいて、テロに巻き込まれた場合の対処法の国際比較が非常に面白かったのでそれ紹介します。
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熱中症対策と塩分摂取の関係―予防と治療の区別が肝心

熱中症対策では塩分の補給が重要と言われていますが、一方でその必要性に疑問が提示され、塩分摂取の悪影響も懸念されています。現状の日本人は必要量よりもかなり多い食塩を摂取しており、汗をかいた程度で不足することはありません。なぜ熱中症対策として塩分摂取をする必要があるのかの疑問に迫ります。
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冬のリスクその2:餅による高齢者の窒息死亡事故は近年ようやく減ってきた

冬のリスクと言えばお正月の餅による窒息死亡事故ですが、人口動態統計から冬のリスクを抽出して経年変化を見たところ、高齢者の窒息による死亡リスクは高止まり状態から2010年以降になってようやく減少傾向が見えてきました。高齢者が餅で死ぬのはしょうがないよね、という空気が変化してきたのかもしれません。
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GoToせずともStayhomeにリスクありその2:Stayhomeのリスクは家庭内人間関係か?

コロナ禍にて自殺数の増加や幸福度の減少が見られていますが、これには家庭内暴力(DV)や介護など家庭内人間関係の悪化が関係しているようです。これは家庭内で起こることなのでStayhomeのリスクの一つといえます。特効薬はなさそうなので、経済対策や包括的な自殺対策、DV対策や介護の支援など、これまで通りの地道な対策が求められます。
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GoToせずともStayhomeにリスクあり。冬の家庭内のリスクをまとめます。

外出自粛で家に閉じこもっていても、家庭内での溺死、転倒・転落、窒息、火災などでの死者数は合わせて年間1万人以上を超えており、これは多くの人が考えているよりもずっと大きなリスクです。特にこれらは「冬のリスク」と呼べるもので、冬に多く発生するため一層の注意が必要です。
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ほかのリスクが熱中症のリスクを増大させる?マルチリスクの視点から必要な対策とは何か

熱中症は高齢者による自宅での発生が多いため、エアコンの故障や停電は熱中症のリスクを上げる致命的な要因となります。市民レベルでできることとして、エアコンは10年以上経過したら故障する前に交換、台風の予報をみてから事前に停電時の準備をしておく、ことがポイントでしょう。
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熱中症とコロナウイルスのどちらに気を付ければよいのか?熱中症の死亡リスクを比較する

熱中症の死亡リスクは10万人あたりの年間死者数1.3人ですが、年代ごとの差が非常に大きく、高齢者のリスクが高くなっています。また、マスクや換気などコロナウイルス対策とのトレードオフ関係をみるために、コロナと熱中症のリスクを年代別に比較したところ、高齢者は一般的にはコロナよりも熱中症対策を優先すべきと考えられます。