コロナウイルス

リスクガバナンス

コロナウイルスのリスクガバナンスにおける科学と政治その3:コロナウイルス対策の専門家とは誰なのか?

コロナウイルス対策に関連する学問分野は感染症関連だけではなく多岐にわたっており、様々な分野の専門家が必要になります。さらに各論の専門家だけではなく、全体のリスクガバナンスを考える専門家も必要になります。これに対して現在の専門家会議はキャパシティ不足であったようです。
リスクガバナンス

コロナウイルスのリスクガバナンスにおける科学と政治その2:専門家会議(的なもの)の状況や役割の違いを比較してわかったこと

新型コロナウイルス対策において専門家から政府に助言をする組織は専門家会議を含め3つあり、それらのメンバーや役割を整理したところ、それぞれ重複があり「どこからどこまで」を審議するものなのかあいまいなことがわかりました。
リスクガバナンス

コロナウイルスのリスクガバナンスにおける科学と政治その1:感染症対策における科学と政治の歴史

要約ワクチン接種における意思決定における科学の役割については、戦後GHQによる強制的な接種(科学の介入の余地なし)、意思決定の科学化(専門家の意見の取り入れ)、科学と政治の対立、科学から市民による意思決定へと変遷を遂げてきています。本文コロナウイルスのリスクガバナンスにおける科学...
SNS定点観測

2020年5月の「リスクコミュニケーション」を分析してわかったこと~SNS定点観測結果6~

リスクコミュニケーションに関するツイートを解析しています。コロナウイルス新規感染者の減少と緊急事態宣言の解除によってリスクコミュニケーションに関するツイート数は4月をピークとして急激に減少しました。内容的には専門家会議の発信が大きな関心を集めたようです。
リスクガバナンス

なぜコロナウイルスのリスクについて「俺は最初から知っていた」論者が後から湧いて出てくるのか?予測のリスク学その2

人の記憶は結果がわかってから「最初からそうだと思っていた」というように都合よく置き換わるバイアスがあります。なので、コロナ対策のように不確実な状況での決定をたまたま成功しても失敗しても必然的に(能力が高い/低いから)そうなった、という評価をしてしまいがちです。
SNS定点観測

2020年5月の「リスク」を分析しました~SNS定点観測結果5~

Google検索履歴やTwitter、YAHOO!知恵袋を用いて「リスク」のトレンドを定点調査しています。2020年5月の調査結果からは、緊急事態宣言の解除から一気にではなくゆっくりと日常に戻っていく途中にあることがうかがわれ、引き続きコロナウイルスに関連する情報(職業別感染リスク、各種の行動をとってもよいかどうかの判断基準)に高いニーズがあることがわかります。
基準値問題

職場でのコロナ対策は自粛が開けてからが本番。発熱等疑わしい症状から職場復帰するまで何日必要か?

発熱等コロナウイルス感染症を疑う症状があった場合、職場に復帰するには陰性証明をもらう必要はありません。症状後8日かつ症状消失後3日経過後という目安が示されています。これはコロナウイルスの感染力の持続性が根拠となっています。
身近なリスク

サイバーリスクは情報流出や不正アクセスだけではない!身近で見過ごされてきたサイバーリスクにコロナウイルスが焦点をあてる

コロナウイルス感染拡大防止のため自粛生活が長引くとサイバーリスクが増加します。サイバーリスクといえば情報流出や不正アクセスをイメージしますが、統計を見ていくと実は児童買春や児童ポルノをはじめとする性に関するものが非常に多くなっています。
リスクガバナンス

なぜコロナウイルスで42万人死亡の予測は外れ、トイレットペーパーが無くなるというデマは現実になるのか?予測のリスク学

専門家によるコロナ死者数の予測はそれ自体が人々の行動を予防的に変えるため、リスクを下げるために外れてしまいます。トイレットペーパーが無くなるというデマは在庫があるうちに買っておこうという行動の変化を引き起こし、実際に品切れを引き起こしました。
SNS定点観測

2020年4月の「リスクコミュニケーション」を分析してわかったこと~SNS定点観測結果4~

リスクコミュニケーションに関するツイートを解析しています。外出自粛によって時間を持て余した影響からか、リスクコミュニケーションに関するツイート数は4月に入ってさらに急上昇。コロナウイルスの対策なしなら死者数42万人という予測のインパクトがリスコミ的には大きかったようです。