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地域幸福度とは何か?どうやって活用するのか?

デジタル庁が公開している市町村別の地域幸福度(Well-Being)指標について解説します。まず地域幸福度とはどのようなものかを紹介し、実際の事例を見ながら幸福度指標をどのように活用していくかについても解説します。ランキングが目的ではないことに注意が必要です。
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2020年コロナ禍にて死者数は減少(主に高齢者に恩恵)し、幸福度も減少(主に若者と女性に損害)した

2020年の日本ではコロナ禍で逆に全体の死者数が減少しました(主に高齢者に恩恵)。一方で、コロナ禍の中でも特に若者と女性は、学校・仕事・社会経済などの劇的な変化を受けて幸福度が減少し、自殺者数も増加しました。世代・性別により恩恵と損害を受けた層が違っています。
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リスクと幸福はどんな関係にあるのか?その5:寿命が短くても幸せな条件

死亡に至らなくても病気などで苦しだ分を考慮したリスク指標として、専門家の判断に基づくDALY等があります。一方で当事者の記憶に基づく苦痛の評価はそれとはかなり違い、「終わり良ければ全て良し」などのバイアスが働きます。幸福度も記憶に基づくものに近く、過去から現在に至る快楽や苦痛の総和とはなっていないようです。
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リスクと幸福はどんな関係にあるのか?その4:国連の世界幸福度報告は単なるランキング以上の優れモノ

国連の世界幸福度報告(World Happiness Report)の2020年度版について紹介します。ニュースなどでは単なるランキングモノとして扱われますが、幸福度と健康・環境リスクとの関係や、流行りのSDGsとの関係も示されており、さまざまなトレードオフ関係を幸福度という一つの統一指標で表現できる可能性を見せてくれます。
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リスクと幸福はどんな関係にあるのか?その3:世界各国の幸福度はどのような歴史をたどってきたか

OECDが2014年に公表した「How was life? Global Well-being since 1820(幸福の世界経済史)」という幸福度の歴史的変遷を解析したレポートを紹介します。世界のリスクトレンドがこれ一つでわかるという優れモノです。世界の幸福度は基本的に右肩上がりに伸びてきていますが、地域の差は非常に大きくなっています。
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リスクと幸福はどんな関係にあるのか?その2:OECDが測定する幸福度とリスク

OECDが測定する幸福度は、主観的幸福度と能力アプローチ(健康、教育、所得などの自分の人生の機会を拡大する因子)、公正な配分という3つのアプローチからなる11の側面で評価するものです。指標としては平均寿命、大気汚染、殺人率などリスクの指標と重なるものもあります。
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リスクと幸福はどんな関係にあるのか?その1:日本の統計からみるリスクと幸福

リスクと健康・幸福の関係を見るために、肉体的なリスクだけではなく精神的・社会経済的なリスクも含めて統計データを整理しました。私たち日本人はより健康になり、より安全な社会に暮らし、より経済的に豊かになっているのに、暮らしはより悪い方向に向かっていると感じています。これは大きなパラドックスです。