リスク管理

リスクガバナンス

VUCAの時代にリスクと向き合う3つの方法:リスクベース、予防ベース、熟議ベース

「VUCAの時代」とは将来の予測が困難な時代を指します。リスク学においてV, U, C, Aをそれぞれどう扱うかをまとめた論文を紹介し、「リスクベース」、「予防ベース」、「熟議ベース」という3つのアプローチによるリスクへの向き合い方を解説します。
リスクガバナンス

本の紹介:EBPMの組織とプロセス: データ時代の科学と政策

私も執筆者の一人である書籍「EBPMの組織とプロセス: データ時代の科学と政策(佐藤ら編著)」について紹介します。さまざまな分野におけるEBPMの現状や課題について、特に科学と政策の橋渡しを構成するの4つのプロセス(エビデンスの生成、統合、仲介、対話)に焦点をあてたことに特徴があります。
リスクガバナンス

解決志向リスク評価を阻害する要因は何か? 日本リスク学会シンポジウムの議論から

解決志向リスク評価を阻害する要因は何か?について、2022年6月24日に開催された日本リスク学会シンポジウムの議論をもとに整理しました。Jリーグの成功事例やコロナウイルス対策における問題などから、意思決定する側の意識・組織文化の問題が大きいと考えられました。
リスクガバナンス

コロナウイルスのリスクガバナンスにおける科学と政治その5:リスク評価・管理の分離から解決志向リスク評価へ

専門家はリスク評価、行政・政治はリスク管理という評価・管理分離論がリスク対策においては主流となっていますが、今回のコロナウイルス対策の事例を見てもいろいろと不都合が浮かび上がってきました。「解決志向リスク評価」はそのような関係性を再構築するものです。