化学物質 PFOS・PFOA問題とPFAS問題は全く違うがちゃんと区別されていない 「PFAS」がタイトルに入ったニュースが多数報道されていますが、そのほとんどはPFOS・PFOAの2物質に限定した内容であり、10000種類以上もあるPFAS全体の問題ではありません。PFOS・PFOA問題とPFAS全体の問題とはまったく別の問題であり、これらをごっちゃにすることで別の問題も発生します。 2025.01.19 化学物質
その他 リスク指標としての「損失余命」と同じように選挙の際に余命で1票を重み付けるとどうなるか? 人口の少ない若者世代の声をより政治に反映させるために、リスク指標としての「損失余命」と同じように、選挙の際に平均余命で票を重み付けした(余命投票方式)ならどんな結果が得られるか?を2024年の衆院選のデータからシミュレーションしました。 2025.01.06 その他
リスクコミュニケーション 「ゼロリスク」のシンプルなメッセージは妥当か?―ゼロリスクを求める心理学― 市民には小難しいことを言っても伝わらないからシンプルに「リスクはゼロです」というメッセージを出すべきなのでしょうか?この妥当性を考えるために、ゼロリスクを求める心理学や本当に人々はゼロリスク志向なのか?について解説します。 2024.12.30 リスクコミュニケーション
リスク比較 異なる種類のリスクを比較してはいけない?~リスク比較の「神話」を検証します~ 「異なる種類のリスク比較は受け入れられない」と記されたCovelloらによる「リスク比較のガイドライン」は現在でも大きな影響力を持っています。このガイドラインの「リスク比較ランキング」の検証結果をまとめた論文を紹介します。 2024.12.23 リスク比較
リスクコミュニケーション ニセ情報(デマ・フェイクニュース)対策の心理学:どんな対策が有効か? ニセ情報(デマ・フェイクニュース)対策の心理学についての最近の研究成果を3つ(誤情報の拡散対策の効果、誤情報を拡散する心理と報酬、心理的予防接種の効果)紹介して、どんなニセ情報対策が有効か?をまとめます。 2024.12.16 リスクコミュニケーション
リスクマネジメント コンプライアンスその2~農業分野のリスクの例に~ (1)農産物のインターネット通販における無農薬表記、(2)農薬として使用できない除草剤、(3)私有地での無免許運転、を例に、法令違反ではなくてもコンプライアンス的に問題がある行為(法律の目的や社会的背景、倫理規範にそぐわない行為)について整理します。 2024.12.04 リスクマネジメント
リスク比較 消防士の発がんリスク:PFASの影響はどのくらい? 消防士の職業曝露に発がん性があることが確認されています。そこで消防士の消防士の発がんリスクを比較します。消防士の殉職のリスクや発がんリスクを比較し、PFASに由来する発がんリスクも別途比較してみました。 2024.11.25 リスク比較
リスクガバナンス リスクと倫理その2:規制か自由か、ELSI、道徳と正義 AIなどの新しいリスクが注目される中、リスク学では倫理の重要性が増しています。これまでに本ブログで倫理的なことを扱った記事を掘り起こし、以下の3つのトピック:(5)規制か自由か、(6)ELSI、(7)倫理と道徳、について再整理します。 2024.11.14 リスクガバナンス
リスクガバナンス リスクと倫理その1:リスクの善悪、功利主義、リスク評価と価値判断、予防原則 AIなどの新しいリスクが注目される中、リスク学では倫理の重要性が増しています。これまでに本ブログで倫理的なことを扱った記事を掘り起こし、以下の4つのトピック:(1)よいリスクと悪いリスク、(2)功利主義、(3)リスク評価と価値判断、(4)予防原則、について再整理します。 2024.11.04 リスクガバナンス
SNS定点観測 2024年4~2024年9月の「リスク」を分析しました~SNS定点観測結果31~ Google検索履歴やYAHOO!知恵袋、News APIを用いて「リスク」のトレンドを定点調査しています。2024年度上半期(4~9月)の調査結果から、AI関連は高い注目を集め続けており、台風等による水害、コロナワクチン、中東や中国の情勢に関するものなどがトレンドに入っています。 2024.10.26 SNS定点観測