リスク比較 動物実験の結果から化学物質の死亡リスク、損失余命、DALYを求める方法の一案~PFOS・PFOAを例に~ リスク比較ではさまざまなリスクを統一指標で評価する必要がありますが、化学物質のリスクは動物実験から評価することが多いため、死亡率や損失余命、DALYなどの指標で表現することが困難です。そこで、動物実験の結果のみを用いて死亡率、損失余命、DALYを求める簡易な方法を提案します。 2025.03.31 リスク比較
リスクコミュニケーション 法的措置によるニセ情報(デマ・フェイクニュース)の拡散防止効果を検証します 法的措置によるネット上のニセ情報の拡散防止効果を検証するために、日産化学(除草剤ラウンドアップ)とMeiji Seikaファルマ(レプリコンワクチン)による法的措置の前後におけるネット上のトレンドの変化を、Google trendsとYHAOO知恵袋を用いて調べました。 2025.03.19 リスクコミュニケーション
リスクコミュニケーション 人生を怒りに搾取されるな!SNSでのニセ情報(デマ・フェイクニュース)拡散とレイジベイティング SNS時代になり拡散しやすい情報は不安・恐怖から怒りに変化し、リスクコミュニケーションもその変化に対応する必要があります。インプレッション狙いでわざと怒りのエサをばらまく行為(レイジベイティング)や怒りの感情がデマ拡散に与える影響を調べた研究成果について解説します。 2025.03.09 リスクコミュニケーション
リスクコミュニケーション 自発的なリスクと非自発的なリスクその2~1969年のスターの研究を読みとく~ 「自発的なリスクは非自発的なリスクよりも受容性が高い」という結果を示した古典である1969年に公表されたスターの研究を紹介します。論文の内容とともにその限界点も併せて紹介し、この限界を踏まえてリスク心理学がどのようなアプローチでリスク認知研究を進めたかという流れも示します。 2025.02.25 リスクコミュニケーション
リスクコミュニケーション 自発的なリスクと非自発的なリスクその1~線引きすることの是非~ 一般的に自発的なリスクは非自発的なリスクよりも受容性が高いと言われていますが、自発的・非自発的なリスクという区分自体がそもそもあいまいなものであり、区分自体が過剰な自己責任論を引き起こし、自発的で高いリスクを許容している現状を肯定することにもつながることについて解説します。 2025.02.13 リスクコミュニケーション
化学物質 バイオスティミュラントで農薬削減?その2~バイオスティミュラントのリスクは?~ 農薬とも肥料とも異なるカテゴリの農業資材であるバイオスティミュラントについて解説する記事のその2です。バイオスティミュラントのリスクとして、バイオスティミュラントを名乗って農薬まがいの資材が出てくる可能性について、過去の農薬取締法改正の歴史を踏まえながら解説します。 2025.02.05 化学物質
化学物質 バイオスティミュラントで農薬削減?その1~バイオスティミュラントと農薬は何が違う?~ 農薬とも肥料とも異なるカテゴリの農業資材であるバイオスティミュラントについて解説する記事のその1です。農薬削減につながるとも言われていますが、バイオスティミュラントとは何かについて改めて整理し、欧州における規制の枠組みや安全性への懸念を解説します。 2025.01.27 化学物質
化学物質 PFOS・PFOA問題とPFAS問題は全く違うがちゃんと区別されていない 「PFAS」がタイトルに入ったニュースが多数報道されていますが、そのほとんどはPFOS・PFOAの2物質に限定した内容であり、10000種類以上もあるPFAS全体の問題ではありません。PFOS・PFOA問題とPFAS全体の問題とはまったく別の問題であり、これらをごっちゃにすることで別の問題も発生します。 2025.01.19 化学物質
その他 リスク指標としての「損失余命」と同じように選挙の際に余命で1票を重み付けるとどうなるか? 人口の少ない若者世代の声をより政治に反映させるために、リスク指標としての「損失余命」と同じように、選挙の際に平均余命で票を重み付けした(余命投票方式)ならどんな結果が得られるか?を2024年の衆院選のデータからシミュレーションしました。 2025.01.06 その他
リスクコミュニケーション 「ゼロリスク」のシンプルなメッセージは妥当か?―ゼロリスクを求める心理学― 市民には小難しいことを言っても伝わらないからシンプルに「リスクはゼロです」というメッセージを出すべきなのでしょうか?この妥当性を考えるために、ゼロリスクを求める心理学や本当に人々はゼロリスク志向なのか?について解説します。 2024.12.30 リスクコミュニケーション