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コロナウイルスのリスクガバナンスにおける科学と政治その4:「科学と政治」の二分式ではダメな理由

科学と政治の間にある純粋科学ではないものの正体はレギュラトリーサイエンスとして整理すると位置づけが明確になります。コロナウイルス対策では、発症後8日間で職場復帰、都道府県ごとの自粛緩和基準、ソーシャルディスタンス2m、37.5度以上が4日間続くときに相談、コロナ対策なしなら42万人死亡予測、などがレギュラトリーサイエンス的な要素です。このときどこまでが科学的ファクトでどこからが仮定に基づく推論なのかを明示することが重要です。
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コロナウイルスのリスクガバナンスにおける科学と政治その3:コロナウイルス対策の専門家とは誰なのか?

コロナウイルス対策に関連する学問分野は感染症関連だけではなく多岐にわたっており、様々な分野の専門家が必要になります。さらに各論の専門家だけではなく、全体のリスクガバナンスを考える専門家も必要になります。これに対して現在の専門家会議はキャパシティ不足であったようです。