2025-02

リスクコミュニケーション

自発的なリスクと非自発的なリスクその2~1969年のスターの研究を読みとく~

「自発的なリスクは非自発的なリスクよりも受容性が高い」という結果を示した古典である1969年に公表されたスターの研究を紹介します。論文の内容とともにその限界点も併せて紹介し、この限界を踏まえてリスク心理学がどのようなアプローチでリスク認知研究を進めたかという流れも示します。
リスクコミュニケーション

自発的なリスクと非自発的なリスクその1~線引きすることの是非~

一般的に自発的なリスクは非自発的なリスクよりも受容性が高いと言われていますが、自発的・非自発的なリスクという区分自体がそもそもあいまいなものであり、区分自体が過剰な自己責任論を引き起こし、自発的で高いリスクを許容している現状を肯定することにもつながることについて解説します。
化学物質

バイオスティミュラントで農薬削減?その2~バイオスティミュラントのリスクは?~

農薬とも肥料とも異なるカテゴリの農業資材であるバイオスティミュラントについて解説する記事のその2です。バイオスティミュラントのリスクとして、バイオスティミュラントを名乗って農薬まがいの資材が出てくる可能性について、過去の農薬取締法改正の歴史を踏まえながら解説します。